「もう、イケメンとか高収入とかじゃなくていいんです。普通の人でいいんです…!」

これは結婚相談所で働いていると、びっくりするくらい頻繁に聞くセリフです。

ですが——私たち婚活カウンセラーが経験上感じているのは、「普通の人でいい」という言葉ほど、実は難しい希望条件はないということ。

こんにちは。Mariage.Salon 縁 奈島みやです。

今回は、婚活女子がつい口にしてしまう「普通の人でいい」の落とし穴を、ちょっとスパイスを効かせた本音トークで掘り下げていきたいと思います!

1. 「普通の人」ってどんな人?それ、本当に普通?

 

まず、あなたが言う「普通」って、具体的にどんな人ですか?

たとえば…

 • 年収は平均くらいで

 • 顔はイケメンじゃなくていいけど清潔感は欲しい

 • コミュ力がありつつ、空気も読めて、優しくて、誠実で…

 • 両親とも仲が良く、家族トラブルもなくて

 • 結婚後は共働きOK、家事も育児も分担してくれる人

…って、これ、実はかなり条件高めだったりします。

たとえるなら、「外はカリッと、中はふんわり、甘さ控えめで素材の味が活きてて、しかもお手頃価格なスイーツ」を探しているようなもの。それ、“普通”というより“奇跡のバランス”だったりしませんか?

2. 「普通の人」と出会ったけど…合わなかった実例

実際、婚活の現場では「希望条件に合った“普通”の人」に出会えたとしても、「なんか違う」と感じる方は少なくありません。

たとえば…

年収500万円・見た目も悪くない・趣味も合いそうな彼

→ でも実際に会話してみたら“自分の話ばかりで全然こちらを気遣ってくれない”

安定職で真面目な男性

→ 一緒にいて安心感はあるけど、将来のイメージが湧かない。なんか“ときめかない”

優しくて家庭的だけど、決断力が弱い男性

→ デートのプランも「なんでもいいよ」、将来の話も「まぁ…そのうち…」

そう、婚活女子が言う「普通の人」って、ただ無難な人を求めているのではなく、実は“ストレスがない人”を求めている場合が多いんです。

3. “普通”というフィルターが、あなたの本音を曇らせる

「普通でいい」と言うと、なんとなく“謙虚”な気がするし、「そんなに高望みしてないです」とアピールしているようにも感じますよね。

でも実際は、

• 失敗したくない

• 断られたくない

• 傷つきたくない

という不安や自己防衛の気持ちが、「普通の人でいい」という言葉に変換されていることも多いんです。

まるで、注文の多いお客さんが「おすすめでいいです」と言ってしまうような感じ。

けれど、おすすめされた料理が好みに合わなかったら…?

やっぱり「ちゃんと自分の好み、伝えておけばよかった」って後悔しませんか?

4. 「普通=妥協」じゃなく「納得」の婚活を

ここで考えてほしいのは、「普通の人でいい」は妥協じゃなく“納得”の選択か?ということ。

結婚はゴールではなく、その後の長い人生のスタートです。

もし「まぁこの人でいっか」と選んだ相手と何十年も一緒に過ごすとしたら…途中で違和感が爆発するかもしれません。

大事なのは、「普通の人でいい」と思っていた裏に、

• 自分が何を大事にしたいのか

• どんなパートナーシップを築きたいのか

を明確にすること。

「普通の人」は存在しません。でも“自分にとって心地よい人”は、確実にいます。

5. 自分にとっての“普通”は、他の人の“特別”

婚活相談でよくあるのが、「自分なんて普通ですし…」という自己評価。

でも実は、

・話し方が柔らかい

  • 笑顔が自然

  • 食事のマナーがきちんとしている

そんな些細なことが、誰かにとっては「素敵だな」と思える“特別な魅力”だったりします。

逆に、自分にとっての「これが当たり前でしょ?」というポイントが、誰かにとっては「めちゃくちゃありがたい!」と思われることも。

だからこそ、婚活では“平均値”を目指すより、自分らしさを理解し、それを活かせる相手を見つけることが大切なんです。

6. “普通の人でいい”から卒業したあなたへ—本当の出会いはここから

婚活がうまくいかないと、「理想が高すぎるのかな」「もう妥協すべきかな」と思うこともありますよね。

でも、本当の婚活の目的は「普通の人を見つけること」ではありません。

“自分に合う人”を、ちゃんと見つけること。

これが、幸せな結婚につながる一番の近道です。

そして結婚相談所は、その「合う人」を一緒に見つけていく場所。

条件だけでなく、価値観・性格・人生観…あなたの本当の“合う”を、プロが一緒に探していきます。

まとめ

「普通の人でいい」と思っていたけれど、実はその“普通”が一番曖昧で、見つけにくい。

でも大丈夫。

あなたの「心地よさ」や「安心できる関係」を大切にすれば、ちゃんと“合う人”は見つかります。

結婚は、生活です。

ときにはすれ違い、ぶつかることもあります。

だからこそ、「ちゃんと合う人」と出会うことが大切なんです。

あなたの“本当の普通”を、結婚相談所で一緒に探しませんか?